高齢者福祉2―高齢者福祉の歴史と現在―

5月7日（土曜）4時限：岡本多喜子

この講義では、高齢者福祉の歴史をたどり、現在の高齢者対策がどのように展開されて来たのかを知り、今日展開されている介護保険制度までの流れを学んだ。また港区と岡本で開発した「救急医療情報キット」の紹介も行った。

まずDVDを鑑賞して、日本で最初の養老院がイギリス国教会の信者によって現在の港区内に創られたこと、明治期の養老院の多くは宗教者やその信者によって日本各地に設立されたことを学んだ。また救護法や生活保護法、老人福祉法と高齢者に関する法律が整備される中で、養老院が各種老人ホームとして整備されてきたことを学習した。2000年度から実施されている介護保険制度においても、必ずしも福祉サービスが利用しやすくはなっていないこと、さらに高齢者を対象とした医療保険制度の変遷についても学習をした。