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更新日:2023年2月2日

精神障害と社会福祉―日本の精神医療の歴史・現状・今後の課題、統合失調症を中心に―

9月28日(水曜)2時限:村上雅昭

精神障害者は古来より存在している。15-18世紀の西洋社会では“魔女狩り”の対象となった時期も存在した。また、この時期の後半に重なる“大監禁時代”(M.Foucault)には犯罪者、社会的規範の逸脱者と同じく処遇され大規模施設に収容されたりもした。日本では大規模な施設に集めて“監禁する”時代は存在せず、各々の寺院がそれぞれの周辺に精神障害者を住まわせ、宗派に応じて漢方・読経・水療法を施していた。近代医学を確立したE.Kraepelin(1856-1926)が登場して初めて“疾患単位”の考え方が定着するようになる。一番遅れて来た“医学”とも称される由縁である。1993年に日本で“障害者基本法”が制定され、初めて精神障害者が“障害者”と認定された。身体障害者や知的障害者に比して圧倒的に遅れていた福祉施策が漸く講じられるようになった。精神医学で2つの大きな問題である統合失調症(精神分裂病より病名変更―2003年)と双極性障害(躁鬱病)の概略を解説した。

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