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更新日:2018年11月11日

パラスポーツのなんだろな 東京2020パラリンピック競技大会に向かって(7)

パワーリフティング

パラリンピックのパワーリフティングは、下肢に障害がある選手を対象にしたベンチプレス競技です。全身が乗るように作られた台の上で横になり、バーベルを胸の位置に下げてから一気に押しあげます。わずか3秒間程で決まる、まさに一瞬の勝負です。腕力はもちろん、集中力や強い精神力が求められます。パラリンピックでは、1964年の東京大会から実施されている競技です(当時の競技名はウエイトリフティング)。

パワーリフティングは障害の種類や程度によるクラス分けがなく、男女とも体重別に10階級が設けられます。各選手が3回の試技を行い、それぞれの階級で最も重いバーベルをあげた選手が勝者となります。3人の審判が試技を判定し、成功と判断した場合は白旗を、失敗と判断した場合は赤旗を揚げます。2人以上が成功と判断すれば記録に残ります。

判定のポイントは、主に2つあります。まず、審判の合図とともにバーベルを胸まで下ろしたところで、目視でもはっきり確認できるようにピタリと止めることです。バーを胸でバウンドさせる等、弾みをつけて挙上(※)してはいけません。次に、左右が平行になるように真っすぐにバーをあげることです。片方に傾いたり、激しく揺れたりすれば失敗と見なされます。

脚が床に着いた状態で行う通常のベンチプレスと異なり、下肢障害の選手は上半身の力だけでバーを押しあげなければなりません。それでも、最重量級の選手がマークする記録は約300キロに及びます。

競技中は、安全のために両サイドにアシスタントが付き、挙上後もしくは挙上できない場合に主審の指示でバーを支えます。

下肢障害の選手が出場するパラリンピック以外にも、視覚障害や聴覚障害の選手が出場する大会が開かれています。日本パラ・パワーリフティング連盟主催の全日本選手権ではベンチプレスの種目が行われています。心身ともに鍛え上げた選手たちの緊張感と闘志あふれるパフォーマンスに注目しましょう。※バーベルを持ちあげること

233キログラムに挑戦(男子80キログラム級)

挙上準備(男子72キログラム級)

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