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更新日:2021年12月23日

パラスポーツのなんだろな 東京2020パラリンピック競技大会に向かって(18)

シッティングバレーボール

シッティングバレーボールは座った(sitting)状態でプレーするバレーボールで、パラリンピックでは身体障害(上肢・下肢)の選手が参加します。

基本的に選手は常に臀部(でんぶ)の一部を床に付けていなくてはなりません。高さ男子1メートル15センチ、女子1メートル5センチという一般のバレーボールより1メートル以上低いネットを挟み、長さ10メートル×幅6メートルのこれも一般より数メートルずつ狭く設定されたコートの中を、選手はお尻を床に付けたまま縦横に動き、レシーブ、トス、アタック、ブロックといった動きをこなします。ジャンプをしてはいけません。

シッティングバレーボールの試合で必死の攻防を繰り広げる選手たちの写真

必死の攻防

シッティングバレーボールの白熱した試合の様子写真

白熱した試合の様子

1956年にオランダで考案されたシッティングバレーボールは世界に広まり、日本では1992年に最初のチームが結成されて以後、障害者も健常者も参加するスポーツとして全国に普及しました。「障害者も健常者も『座った状態で動く練習』という同じスタートラインから始めるところが、このスポーツの最大の魅力です」と一般社団法人 日本パラバレーボール協会代表理事の真野嘉久さんは言います。これにより日本では、幅広い障害の程度・種類の人、そして健常者も共に楽しめるユニバーサルなスポーツとして認知され、人気が高まっています。「例えば、ボールを軽くする等工夫すれば、高齢者でも楽むことができる『生涯スポーツ』なのです」と真野さん。見ても楽しく、プレーしても楽しい、それがシッティングバレーボールです。

東京2020大会では、2メートル46センチメートルの身長で話題のイランのモルテザ・メヘルザード選手が出場予定で、日本チームの港区役所職員の齋藤洋子選手は2020年パラリンピックの出場に向けて頑張っています。高身長で圧倒するチームもあれば、日本のように冷静なフェイントやクイック等のコンビネーションで相手を翻弄(ほんろう)するチームもあります。個性ある各国チームの試合をぜひ楽しみましょう。

シッティングバレーボールでスパイクを打つ日本選手の写真

スパイクを打つ日本選手

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