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更新日:2021年12月23日

パラスポーツのなんだろな 東京2020パラリンピック競技大会に向かって(9)

車いすバスケットボール

車いすバスケットボールは、脊髄損傷や切断等下肢に主な障害のある選手を対象にした競技です。パラリンピックでは1960年の第1回ローマ大会から実施され、1964年の東京大会でも行われました。

コートの大きさやゴールの高さ等、ルールは基本的にバスケットボールと同じです。1チーム最大12人で構成し、コート上では5人がプレーします。選手交代の回数に制限はありませんが、障害の程度に応じて各選手に1.0点から4.5点まで、0.5きざみで持ち点が定められており、コート上の5人の合計が14点以内にならなければなりません。軽度な障害程点数は大きいため、障害の軽い選手だけでなく重い選手にも出場機会が生まれます。

選手が使用する車いすは、急発進や細かいターンが可能な競技専用のオーダーメードです。軽くて丈夫なアルミやチタンが素材に使われ、身体の大きさに合わせてフレームやシート幅等をミリ単位で調整できます。タイヤの直径は最大69センチで、回転性能を上げるためにハの字に傾斜しています。ボールを扱う競技力とともに、高度な車いすの操作技術も求められます。
ボールを持った選手は、3回連続でプッシュ(車いすをこぐ)してはいけません。2プッシュ以内につき1回ドリブルをしなければなりませんが、ドリブルとボールの保持を繰り返すことができます。車いすも身体の一部と見なされ、選手を押したりたたいたりすることと同じように、相手の車いすをつかむと反則になります。

ジャンプができない代わりに片輪を上げて高さを出す「ティルティング」や、車いすの幅を利用して壁(スクリーン)となり相手の動きを止めて味方の攻撃を助ける「スクリーンプレー」等、選手たちは高度なテクニックを駆使して勝利をめざします。車いすを利用したさまざまなテクニックと、激しい攻防に注目しましょう。

車いすの選手がバスケットボールを取り合う様子

皇后杯 第29回日本女子車いすバスケットボール選手権大会の様子

車いす選手がバスケットゴールを狙う様子

天皇杯 第46回日本車いすバスケットボール選手権大会の様子

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