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更新日:2021年12月23日

パラスポーツのなんだろな 東京2020パラリンピック競技大会に向かって(19)

陸上競技(1)

パラ陸上競技(以後パラ陸上)は幅広い障害の選手による競技で、大きく「トラック(短距離走・中距離走・長距離走とリレー)、フィールド(跳躍と投てき)、ロード(マラソン)」に分類されます。本コラムでは4回に分けて、パラ陸上の楽しみ方、見どころをご紹介します。

パラ陸上は、第1回パラリンピックとなるローマ1960大会からの公式競技という歴史を持ちます。古代オリンピックから行われてきた「走る、跳ぶ、投げる」の3基本技で、障害のある選手が最高のパフォーマンスを追い求めて挑みます。ガイドランナーやコーラーといわれるアシスタントとの連携も見どころの一つです。トラックとマラソンで登場する、レーサーと呼ばれる三輪の競技用車いすでのスピードと駆け引きや、ドイツのマルクス・レーム選手が2018年に8メートル48センチという世界記録を出し話題となった義足の走り幅跳び(※)等、注目度の高い種目が盛りだくさんです。
※リオ2016オリンピック競技大会の男子走り幅跳びの優勝記録は8メートル38センチ

競技用車いす「レーサー」の写真

競技用車いす「レーサー」
撮影:日本パラ陸上競技連盟

「義足や競技用車いすは、それを使えば誰でも記録を出せる、というものではありません。義足に触れる切断面の負担を克服して自分自身の体の一部とし、最高のジャンプが出せるようになるまでには、相当な訓練と精神力、そして才能が必要です」と一般社団法人 日本パラ陸上競技連盟東京事務局の永尾由美さんは言います。

 

陸上を観戦するのに役立つのがT11、F41といった表示です。これは選手のクラス分けで、最初のT(クラス分けの例-ア)、Fは競技の種類で、Tは「走る、跳ぶ」(競走、マラソン、跳躍)、Fはフィールドで「投げる」(投てき)を意味します。数字の十の位(クラス分けの例-イ)は障害の種類で、10番台は視覚障害、20番台は知的障害というように60番台まで6つの障害を意味します。数字の一の位(クラス分けの例-ウ)は障害の程度で、数が小さいほど重度であることを意味します。例えばレーム選手はT64。走るか跳ぶの競技種目で、義足を使用し、軽度、ということが分かります。

クラス分けの例

選手のクラス分けの例の画像

次回からは、トラック、フィールド、ロードのそれぞれの魅力について解説します。

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