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更新日:2018年12月11日

パラスポーツのなんだろな 東京2020パラリンピック競技大会に向かって(8)

ブラインドサッカー

ブラインドサッカーは、全盲や光覚障害等、視覚に障害がある選手がプレーする競技です。フィールドプレーヤー4人と視覚に障害のない選手または弱視の選手がゴールキーパーとしてピッチに立ち、ゴール裏で声を出してゴールまでの距離や角度、ピッチの状況等を選手に伝えるガイド(コーラー)と協力し合ってプレーします。

ボールを扱う技術はもとより、選手同士が「音」と「声」の連携を図りながらプレーできるのも魅力の1つです。ブラインドサッカーは、2004年のアテネ大会からパラリンピックの正式競技になりました。

ルールはサッカーやフットサル(5人制サッカー)とほぼ同じですが、いくつか独自に設けられたものがあります。国際ルールの試合時間は、前後半20分ハーフです。フィールドプレーヤーは全選手が公平な条件でプレーできるよう視覚を閉じるアイマスクを着用し、転がると「シャカシャカ」と音が鳴るボールを奪い合います。ゴールはフットサル(縦2メートル、横3メートル)より大きい、縦2.14メートル、横3.66メートルです。ピッチの両サイドに立つ高さ約1メートルのフェンスを活用して、トラップやパス出しができます。

また、選手はボールを持った相手に向かうとき、自分の存在を伝えるために「ボイ」(スペイン語で「行く」という意味)と声を出さなければなりません。危険な衝突を避けるためのルールで、声を出さずにボールに向かっていくと、ノースピークという反則が取られます。この他にも、選手は足音やウエアの擦れる音、息遣い、風や匂い等、ピッチ内外のあらゆる状況を察知しながらプレーしています。

観客は、試合中に音や声を出して応援することができませんが、ゴールが決まると静寂を打ち破る大歓声で祝福します。会場が一体となってプレーに集中するのも、ブラインドサッカーの醍醐味です。トップアスリートの鍛え上げられた技術と抜群の空間認知能力を生かした戦いに、注目しましょう。

ドリブル突破からゴールを狙う選手

ガイドと協力しゴールを狙う選手

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