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更新日:2021年12月23日

パラスポーツのなんだろな 東京2020パラリンピック競技大会に向かって(12)

馬術

障害をもつ選手が乗馬している様子の写真
世界馬術選手権大会の様子1

パラリンピックで行われる馬術は、人馬一体となった演技の正確性と芸術性を競う馬場馬術競技です。定型の馬場で、馬をいかに正確に美しく運動させることができるかを競います。男女混合競技で、肢体不自由の選手と視覚障害の選手が出場対象になります。パラリンピックでは1996年のアトランタ大会から正式競技として採用されました。

種目は個人課目と選手3人で構成される団体課目があります。個人課目は、あらかじめ決められた規定演技を行う「インディビジュアルテスト」と、規定演技の上位の選手のみが出場でき、選手が自分で選んだ楽曲に合わせて自由に演技を組み合わせていく「フリースタイルテスト」があります。各競技は運動項目ごとに審判が10点満点で採点し、その合計得点率で勝敗が決まります。出場選手は、障害の程度に応じて5つのグレードに分類され、グレードごとに競技を行い、順位を決定します。グレードはⅠ(障害が最も重い)から、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ、Ⅴ(障害が最も軽い)です。団体課目は、選手のグレードを問わずにオープンクラスで競います。

誘導される乗馬選手の写真
世界馬術選手権大会の様子2

競技へむけて準備をする乗馬選手の写真
世界馬術選手権大会の様子3

オリンピック競技の馬術と同様に、選手はヘルメットやジャケット、乗馬用ブーツ、手袋等の着用が義務付けられています。ただし、障害の症状や程度は各人で違うため、障害を補い、安全に演技をするために鞍(くら)や手綱等を改良した「特殊馬具」の使用が認められています。

選手はパートナーである馬と協調して競技に臨みます。「馬のコントロールの優劣が決め手となります。人馬の息の合った演技に注目してください」と一般社団法人 日本障がい者乗馬協会の河野正寿事務局長はお話しくださいました。

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