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六本木周辺は、商業施設や美術館、オフィスビル、飲食店、マンション等さまざまな施設・建物が林立するまちです。現在の様子からは想像しにくいのですが、このエリアにはかつて、陸軍歩兵第1連隊・第3連隊の駐屯地があり、まさに軍隊のまちでした。
明治39(1906)年に撮影されたこの写真には、凱旋(がいせん)門が写っています。この門は、日露戦争から帰ってくる兵士を迎えるために建てられました。門の向こう、写真の右奥にあるのが第1連隊の駐屯地で、現在は東京ミッドタウンがあります。写真の左側には、外苑東通りから斜めにそれていく龍土町美術館通り(現在の通り)がかすかに捉えられていますが、この道の先に第3連隊の駐屯地がありました。現在は、国立新美術館が建っています。
「関東大震災と第2次世界大戦という、2度の大火災に見舞われた東京は、古写真があまり残っていないまちです。この写真の来歴は不明ですが、写真に関わる仕事をしていた父の遺品から出てきました」と、六本木商店街振興組合の臼井浩之副理事長は教えてくださいました。「私は六本木の変遷をこの地でずっと見てきましたが、商業施設や美術館が建ったことによって訪れる人の年齢層が広がり、より魅力的になったと思っています。2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、『さすが六本木』と思っていただけるようなおもてなしを、まちを挙げて企画していきたいですね」と話してくださいました。
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