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ギリシャで採火された火を開催地のメインスタジアムまで運ぶ聖火リレーは、オリンピックを盛り上げる一大イベントです。昭和39(1964)年の東京オリンピックでは、国内だけでも空輸総距離2,692キロメートル、地上リレー総距離6,755キロメートル(4,374区間)、参加走者総数10万713人という大きな規模で行われました。
「当時、私は高校2年生。スキーでインターハイの東京都代表に選ばれたこと等から推薦されました」と、港区内の第2区間(二之橋(麻布十番)から芝公園野球場(芝公園))で正走者を務めた生駒滋男さんは言います。「リハーサルの時、後ろの随走者に『煙がかかる』と言われたので、重いトーチを精いっぱい高く掲げるよう気を付けました。支給されたユニホームと靴を汚してはいけないので当日の朝に初めて身に着け、本番では『絶対失敗できない』と、スキーの大会さながらの緊張感で臨みました。沿道に詰め掛けた大勢の人の拍手を受けて、誇らしい気持ちでいっぱいでした」と振り返ります。
「オリンピックを機にカラーテレビが普及して、家でも陸上競技の100メートル走や水泳、東洋の魔女といわれた女子バレーボール等を夢中になって観戦しました。父と一緒に会場にも行きましたが、チケットは売り切れていたので、周りの雰囲気だけ楽しんで記念撮影をして帰りました。外国人観光客も急増していましたね」と生駒さん。「オリンピックが、わがまちに生涯で2度も来るとは。ぜひ次回も聖火ランナーを務めたい」と、東京2020大会を心待ちにしていました。
昭和39(1964)年
平成29(2017)年
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昭和39年東京オリンピック聖火ランナー
生駒 滋男さん
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