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かつてのこの地には写真のような赤坂支所が建っていました。この施設は、まだ赤坂区であった昭和3(1928)年に建てられたもので、戦災にも耐え、平成4(1992)年まで存在しました。
「私の出生届が出されたのはこの庁舎です。小学生のときには庁舎内の赤坂公会堂で学芸会をやらせてもらいましたし、地下の食堂でカレーを食べたこともあります」と赤坂一ツ木町会の出野泰正会長は振り返ります。「庁舎の右に電話ボックスが写っています。今もここに公衆電話がありますが、当時は屋根が赤で、壁が肌色のボックスでした。役所へ手続きに来て忘れ物に気付き、ここから家に電話をして持ってきてもらったこともありました」
「赤坂に大きな変化を起こしたのは、テレビ局の開局と東京オリンピックです」と出野会長。「開発で長屋街がなくなり居住人口が減る一方、テレビ局関連で来訪者が増え、住宅街からビジネスのまちへと発展しました。近年、再び住民が増えてきたのはいいことですね。赤坂には、氷川山車という非常に貴重な江戸型山車が9台も現存しているのですが、その巡行には、転入してきた人や赤坂で働いている若い人も大勢参加してくれます。昔からの住民と新しく来た人が、赤坂の伝統を守ることを通して一つになってきていると感じますね」と出野会長はお話しくださいました。
平成27年の赤坂氷川山車の巡行は9月11日(金曜)から13日(日曜)の予定です。
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