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街頭インタビューでおなじみのSL広場がある新橋。明治5(1872)年に新橋-横浜間で日本初の鉄道が開通し、その後、花街としても栄えた新橋は、戦後も商業地域として見事に復興を遂げ、にぎわいを保ち続けてきました。「この広場では、大勢で街頭テレビを観たり、のど自慢大会や美人コンテストが開かれたりと、いつもにぎわっていたよ」と、愛宕一之部連合町会の丸哲夫会長。「写真のように、選挙の時には「花の東京一区」として党首たちが演説に来てね」と当時を懐かしみます。
丸会長は明治から続く創業107年の老舗鳥割烹の3代目。「新橋の駅舎は戦争からの焼失を免れましたが、うちの店一帯は焼け野原に。それでも父が頑張って、すぐに店を再建しました。戦後は、戦災孤児とみられる靴磨きや花売りの子どもたちが駅前に大勢いましたが、子ども同士分け隔てなく遊んでましたよ」と振り返ります。
現在も、多くの商店がひしめく新橋。20年以上も続く「新橋こいち祭」は、写真当時から催されていたさまざまな興行の流れを汲むものともいわれていて、「地元人の手づくり」というこだわりがあります。丸会長は「新橋は便利で味わい深い。私たちのような古くからの住民にとっては、離れ難いまちです。これからも、港区の玄関口として胸を張れるまちであり続けたいですね」とお話しくださいました。
昭和41(1966)年
平成28(2016)年
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