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目黒通りは現在、片道2車線の道路の下を地下鉄が走り、マンションや商業施設が建ち並ぶ街並みです。
しかしかつては、乾物店、菓子店、精肉店といった個人商店が軒を連ねる、生活感あふれる通りでした。「魚は鮮魚店で、豆腐は豆腐店で買う時代でしたよ。子どもの頃、買い物かごを持って、よくお使いに行きました」と、三光第五町会防火防災部長の金子夫さんは懐かしそうに話されます。
「昭和33年頃、白金小学校の近くで月光仮面の撮影を見かけたときはワクワクしました。テレビのある家に子どもたちが集まって、みんな正座をして見ていた時代です」と笑う金子さん。缶蹴りやビー玉、めんこが遊びの定番だったそうです。
「朝になると目黒駅と永代橋の間を走る5系統の都電がやってきて、そのゴーッという音が目覚ましの代わりでした。この写真は昭和42(1967)年2月、白金台町のバス停を、私(当時高校2年)が写したものです。雪が降って車が少ない中、雪に強い都電はいつも通り走っていて、そのライトがとても力強く見えましたね」と金子さん。都電はその年の12月に廃止され、たくさんあった個人商店も目黒通りの拡幅工事に伴って少なくなりました。「皆が顔見知りで声を掛ければ声が返ってきた時代ではなくなってしまいましたが、防火・防災という観点では住み良い街になりました」と金子さんはお話しくださいました。
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