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神宮外苑のいちょう並木は、9メートル間隔で4列、146本のいちょうが300メートル続く通りです。日本の近代造園の師といわれた折下吉延(おりしもよしのぶ)博士による綿密な計画の下、明治41(1908)年から育成が始まり、大正12(1923)年に完成。樹高も地盤も青山通り側が高く、円周道路の方へ向かって徐々に低くなっており、遠近法の手法を用いて、絵画館が並木の先に美しく見えるよう設計されています。
「いちょうは、昭和17(1942)年生まれの私が幼いころから、既に今ぐらいの太さがあったと思います。いちょう並木と青山墓地が子どもにとって格好の遊び場で、ゴロベースやローラースケートで遊んだものです。当時は今と違って柵もなく、木登りをして遊んだり、夏には虫籠に入りきらないくらいセミを捕りましたよ」と森脇健三・青山一・二丁目商栄会相談役は笑います。
「子どもが生まれてからは、子どもたちの遊び場でした。いちょう並木は昔から綺麗でしたが、地元の人が楽しむといった感じでした。急に、観光客で賑わうようになりましたね」と森脇さんは振り返ります。
今や、国内外に広く知られる黄葉スポットとなったいちょう並木。「手入れもしていますし、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの時でも健在でしょう。今後、青山のまちがどう変わっていくかは分かりませんが、いちょう並木と青山墓地は残してほしいですね」とお話しくださいました。
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11月11日号に掲載した「写真今昔物語(第18話)」に誤りがありました。プラチナ通りの所在地は、正しくは白金台4丁目・5丁目です。お詫びして訂正します。
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