現在のページ:トップページ > 区政情報 > 各種広報媒体・報道資料 > 広報紙 > 広報みなと > 「広報みなとコラム」バックナンバー > 写真今昔物語 > 写真今昔物語 第20話
ここから本文です。
明治通りと外苑西通りが交わる天現寺橋交差点は、首都高速の天現寺出入り口が近くにあり、交通情報でもしばしば言及される交通の要所です。この一帯の歴史を、交差点の北東角にある天現寺住職の柴山義光さん、その並びにある佑浩寺前住職の酒井正浩さんに伺いました。江戸時代に将軍が天現寺をたびたび訪問したという記録があり、明治初期には福沢諭吉が好んで散策していたこの地。戦時中には佑浩寺が強制疎開に遭い、天現寺をはじめとする周辺も空襲で焼亡する苦難を経験しました。
昭和40(1965)年頃撮影された写真には、戦後復興を遂げ、東京オリンピックを経て整備された天現寺橋交差点が写っています。交差点の北西角には都電の車庫があり、「記念日等には都電の花電車が車庫に帰ってくるのを、うちの2階から眺めたものです」と酒井さんは笑います。
昭和44(1969)年に、天現寺橋周辺の都電は廃止され、車庫の跡地は都営アパートに生まれ変わりました。「このアパートのあたりに学校があったおかげで、ここ一帯は子どもが多く、文化の薫りが漂う文教地区になったと思います」と柴山さん。「今、佑浩寺さんをはじめ区内の各寺院の皆さんにご協力をいただいて、防災や福祉の取り組みを進めています。文化のまちづくり、防災や福祉のプラットホームづくりに貢献していきたいですね」とお話しくださいました。
昭和40(1965)年
平成27(2015)年
区では、このコーナーに関する皆さんからの感想をお待ちしております。ぜひお寄せください。
区長室広報係
電話:03-3578-2036
お問い合わせ
所属課室:企画経営部区長室広報係
電話番号:03-3578-2036
ファックス番号:03-3578-2034
外国語対応が必要な人、通訳オペレーター、区の職員の3人で会話ができます。