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外苑前・青山一丁目・乃木坂等、複数の駅から徒歩圏内というアクセスの良さを誇り、面積・利用者数とも23区内で最大の青山霊園。江戸時代、この一帯は、地名の由来となった青山家の下屋敷がありました。
青山霊園は明治5(1872)年に神式による墓地として開園し、その後、明治7(1874)年に日本で最初の公共墓地となり、誰でも利用できるようになりました。「先祖は紀州の殿様について、江戸に出てきたと聞いています。ここができてからは、代々、墓地の管理をしてきて、私で5代目です」と、この地で生まれ育った竹中豊治・青山外苑町会会長は言います。
園内には、都旧跡にも指定されている大久保利通公の墓をはじめ多くの著名人・文化人の他、忠犬ハチ公の碑もあります。桜やエンジュの並木道等、緑が豊かで四季折々の花が楽しめる「都会のオアシス」としても親しまれています。
今や都内でも有数の桜の名所となっている桜並木は、「昭和16(1941)年に死んだ曽祖父が、植えるのを手伝ったと聞いています。以前はもっと多くの木があって、夏でも木陰は涼しかったんですよ」と振り返ります。「先祖を供養する気持ち、家族を思う気持ちは、いつの時代も変わりませんね。もうすぐ桜の季節ですが、ここは亡くなった人を供養する場所。それをわきまえて、静かに花をめでてほしいですね」と、しみじみおっしゃいました。
※青山霊園では、敷物を敷いての花見等は禁止されています。散歩等での花見を楽しんでください。
昭和31(1956)年
平成28(2016)年
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青山外苑町会 会長
竹中 豊治さん
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