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芝2丁目は第一京浜に面していて、オフィスビルやマンション、短期大学、小学校等がある、落ち着いた雰囲気のまちです。そんな芝2丁目を中心とした商店街「芝商店会」は、辛い料理が楽しめる「芝辛・激辛ストリート」としてメディアにもよく登場します。「うちの店でも激辛たい焼きを開発して販売しています。香辛料の匂いが染みついてしまうので、他のたい焼きとは鉄板を分けなきゃいけないんですよ」と、芝商店会の金子全宏会長はにこやかに話します。
「ここで和菓子屋をやって3代になります。昔は線路の向こうの芝浦に花街があったので、進物用のお菓子の需要があったんですよ。私が子どもの頃は、近くの芝新堀町児童遊園にある芝不動尊で定期的に開かれていた縁日によく行っていました。母に小遣いをもらって露店のたこ焼き、お好み焼き、焼きそばを食べ歩くのが楽しかったものです」と懐かしむ金子会長。「この写真が撮られた昭和62(1987)年頃の商店会は、土曜日をサービスデーにしていました。人がいっぱいで、肩がぶつかり合うくらいのにぎわいでしたね」
バブルの頃には土地を売って出ていく人も多かったそうです。「うちは、先代が売却を断りました。親が店を興した思い出の地だったからでしょう」。芝商店会の良いところは「会員同士の絆が強く、協力し合ってまちを盛り上げる雰囲気があるところ」と言います。「イベントのときは皆、自発的に集まってきて、わいわいと楽しくやるんですよ。名前も、互いにちゃん付けで呼び合うのが普通ですし。私は姓をもじって、ねこさんと呼ばれています」と金子会長は、楽しそうに語ってくださいました。
昭和62(1987)年
平成30(2018)年
※写真の無断転載を禁じます。
芝商店会会長
金子 全宏さん
今回が最終回です。5月号から新たにコラムを始める予定です。ぜひご覧ください。
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