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レインボーブリッジは、昭和62(1987)年に着工し、平成5(1993)年に完成しました。橋を支える2本のアンカレイジ間は798メートル、国内で13番目に長い吊り橋です。
「橋ができると初めて聞いた時は、驚きました。何しろ、あんな長い距離に橋を架けるなんて、それまであまりなかったですからね」と浜松町で船宿と漁業を営む「縄定」の6代目、竹内浩さんは言います。「うちは江戸時代から芝の浜・金杉浦の漁師です。父の代(昭和48年頃)に、公害の問題もあって東京湾で魚や海苔を捕れなくなりました。父は、漁はできないけれど『陸(おか)で仕事はできない』と、建設現場で出た土を、船で運び出す仕事を始めました。丁度、東京オリンピックに向けて建設ラッシュの頃です」。
「その後、本格的に海洋土木の仕事を手掛けるようになり、レインボーブリッジの基礎工事にも携わりました」。
レインボーブリッジができて一番変わったことを伺うと、「風だね。陸でいうビル風みたいなものでしょうね。海から吹いてきた風がレインボーブリッジに当たって強くなる。屋形船のちょうちんが飛ばされてしまうこともありますよ。」
竹内さんが子どもの頃の昭和40年代は「夜、真っ暗だった」という東京湾でしたが、公害問題が解決し、釣り客が戻ってくると釣り船が増え、さらに平成に入ると屋形船も増えたそうです。
「ビルが増えて夜景が華やかになってきたのも平成になってからですね。レインボーブリッジのあたりには屋形船が多く集まるので、今では海の方が、夜もキラキラしているくらいです」と笑います。
2020年には東京でオリンピック・パラリンピック競技大会が開かれます。国内外からの観光客も、船からの夜景を楽しむことでしょう。
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