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1559年の史料に「阿佐布」という名が確認できるほど長い歴史を持つ麻布。幕末以降、各国が寺社に公使館を置き、明治維新後には大名屋敷の跡地が大使館用地として提供されたこと等から、麻布は区内でも特に外国人が多く、中でも元麻布は戦後にインターナショナルスクールが開校されたこともあり、国際色豊かなまちとなりました。
「写真にある立て札は、この辺りに住む外国人宅を示すものです。昔からさまざまな国の人が住んでいましたね」と振り返るのは、麻布宮村町会の小西政明さん。生まれも育ちも元麻布です。「子ども時代、普段は日本人同士、外国人同士が分かれて遊んでいましたが、近くの宮村児童遊園で外国の子と親しくなることもよくありました。学校では教わらないような英語のスラングを教えてもらったり、逆に日本語を教えたりしてね。家に遊びに行ったら大使公邸でびっくりしたこともあります。今思えば貴重な経験でした。外国の子に頼んで英語の宿題を手伝ってもらった、なんて人もいましたね。私じゃないですよ」と、笑いながら当時の思い出を話してくださいました。
時代は移り、元麻布のまちはマンション等が立ち並ぶにつれ、国籍を問わず新しい住民が増えていったそうです。「このまちの好きなところは、変化に富みつつも落ち着いているところ。年代も国籍も関係なく、みんなでこのまちを大事にしていきたいですね。また、ここ数年で子どもの数が本当に増えました。子どもたちの元気な声が聞こえてくるのはうれしいですね。その声が日本語じゃなかったりするのが、元麻布らしいでしょ」と笑顔でお話しくださいました。
昭和44(1969)年
平成29(2017)年
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麻布宮村町会
小西 政明さん
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